求人を見ていると、
パートとアルバイトが
分けられていることがありますが、
法律上の区別はなく、
正社員などの雇用形態と同様、
労働者として扱われ、どちらも
パートタイム労働者になります。
労働者として扱われていますので、
労働基準法が適用され、
有給休暇の取得や社会保険に
加入することも可能となっています。
ただし、社会保険に加入するには、
勤務時間や日数が正社員の3/4以上
であることが条件になっています。
それ以外のパート・アルバイトの人も
加入ができますが、
手続きが面倒なことから、
加入していない人がほとんどです。
法的には区別されることはないのに、
なぜパート・アルバイトと呼び、
分けられているのでしょうか。
呼び方の歴史について紹介します。
アルバイト
明治時代に学生の間で使われ始めた隠語で、
学生が学業と並行して行う仕事
というイメージが持たれています。
1980年代以降に、外食産業が盛んになり、
その時の求人数が増えたことで
アルバイトという言葉が広まりしました。
パート
パートタイムの略でフルタイムの対義語です。
1947年に日本電子電話公社(現:NTT)が
パートタイム職員として主婦を中心に
多く採用したことが始まりで、
その後1955年ごろ、百貨店の販売員を
短時間労働で多くの主婦を採用したことが
きっかけとなりパートという
呼び方が世間に定着していきました。
それでは、現在パート・アルバイトは
それぞれ会社から
どのようなイメージを
持たれているのでしょうか。
アルバイト
短期〜中期での採用が多く、
土日などの繁忙期、
さらに夜間といったスポット的に
働ける人材が求められ、正社員とは
仕事の内容も異なることが多いです。
パート
正社員より労働時間が少なく、
業種・職種によっては
正社員と似たような仕事を
任されることが多いようです。
さらに、契約期間も
長期に渡ることが少なくありません。
また、会社ごとに
独自の解釈を持っている場合もあり、
単純に、
「夜働く人はバイト、昼働く人はパート」
といったように区別されることもあります。
世間ではこのようなイメージがありますが、
法的には区別はありませんので、
求人検索の時、
パートかアルバイトは
あまり気にしなくてもいいですね☆